基礎知識

基礎代謝とは?ダイエットに成功する為の考え方

その1.基礎代謝とは?ダイエットに成功する為の考え方 ← 今ここ

その2.体脂肪率とは?体重計で使われている計算

その3.体脂肪率の理想は?アスリートの平均は?

その4.男性の理想の身体の体脂肪率は?画像で解説

その5.体脂肪率を考慮した基礎代謝の計算方法

その6.体脂肪率を一桁にするためのトレーニング方法

その7.体脂肪率を一桁にするための食事方法

その8.体脂肪率を一桁にするための筋トレ方法

ダイエットやフィットネスのサイトや本を読んでいると、
必ず出て来る言葉が「基礎代謝」です。

代謝が下がるとなんちゃらとか、
代謝が上がるとなんちゃらとか。

では、この基礎代謝っていうのは一体何なのか?

基礎代謝は、生命を維持するために必要なエネルギーのことを言います。

心臓を動かしたり、内臓を働かせたり、脳を使ったり、1日中全く何もせずに寝転がっていたとしても、
あなたの命を保つために身体が絶対に使うエネルギーです。

仮にあなたの基礎代謝が1500kcal(キロカロリー)だとしましょう。

あなたの身体はあなたの命を保つために
毎日1500kcalのエネルギーをどこかから抽出しなければいけません。

では、どこから抽出するのかというと、
最優先となるのはあなたが食べたものです。

ご飯一杯に含まれているエネルギー量(カロリー)が
約270kcalなので、ご飯を6杯(1620kcal)食べれば、
あなたは命を保つことが可能です。

(ご飯しか食べないのは良いか悪いかは別として)

では、丸1日何も食べなかったとしたら、
身体はどこからエネルギーを抽出するのか?

 

正解は、体内の糖と脂肪です。

 

筋肉が分解され、その中に含まれている糖と、
あなたが今減らそうとしている脂肪から
エネルギーを貰います。

なので、巷で流行っているような間違った
ダイエット方法はこの仕組みを利用しているんですね。

わざと食事制限したり食事を抜いたりして、
食べ物から摂取できるエネルギーを減らし、
体内の糖(筋肉)と脂肪のエネルギーを使わせています。

先ほどの例でいうと、
基礎代謝: 1500kcal
食べ物からのエネルギー: 500kcal
糖と脂肪からのエネルギー: 1000kcal

糖と脂肪からエネルギーを貰っているので、
その貰った分だけ、あなたの体重は減ります。

「おー!いいじゃん!じゃーやっぱり食事制限だね!」

いやいやいや。ちょっと待って下さい。

脂肪が落ちるのは良いとして、
筋肉まで落ちてしまうのが大問題です。

基礎代謝で消費されるエネルギーは、
ほとんど筋肉で消費されているんですね。

筋肉が減るということは、
基礎代謝が下がるということです。

基礎代謝が下がると、
今までと全く同じ食事をしていても太りやすくなります。

 

リバウンドの原理

例:
・現状維持パターン
食べ物(1500kcal) – 基礎代謝(1500kcal) = 0

・基礎代謝が下がって太るパターン
食べ物(1500kcal) – 基礎代謝(1000kcal) = +500kcal

+500kcal分の消費できなかったカロリーが、
脂肪としてあなたの身体に蓄えられます。

これがリバウンドの原理です。

食事制限を行って、体重が下がって、満足する。

基礎代謝が下がっていることに気付かず、
元の食生活に戻して、同じ食事しかしてないはずなのに、ぶくぶくと太っていく。

そして、あら不思議。
前より5kg増えているなんてことが当たり前のように起きます。

では、どうすればいいのか?

もうお気づきだとは思いますが、
筋肉を減らさずに、脂肪だけを減らすということです。

 

リバウンドを防ぐには筋肉を増やす

筋肉が増えれば、基礎代謝も上がります。

どのくらい上がるかというと、
筋肉1kgあたり基礎代謝13kcal上がります。

「えー!しょぼ!」って思いましたね?(笑)

確かにしょぼいです。

ですが、基礎代謝がそこまで劇的に上がらなくても、
基礎代謝が下がりさえしなければいいわけです。

更に、筋肉が増えれば、
体脂肪を燃焼しまくってくれます。

筋トレを行ってから48時間以内は、
非常に脂肪が燃焼しやすい身体になるので、
数値化するのは難しいですが、いつもより多くのカロリーを消費できます。

平常時でも脂肪を燃焼しやすい身体になります。

筋肉を減らさずに、脂肪を減らす方法。
それがつまりこのサイトでお伝えしたい、
体重ではなく、体脂肪を減らすということです。

次回は体脂肪について解説していきます。