基礎知識

体脂肪率とは?体重計で使われている計算

体脂肪率の計算方法

その1.基礎代謝とは?ダイエットに成功する為の考え方

その2.体脂肪率とは?体重計で使われている計算 ← 今ここ

その3.体脂肪率の理想は?アスリートの平均は?

その4.男性の理想の身体の体脂肪率は?画像で解説

その5.体脂肪率を考慮した基礎代謝の計算方法

その6.体脂肪率を一桁にするためのトレーニング方法

その7.体脂肪率を一桁にするための食事方法

その8.体脂肪率を一桁にするための筋トレ方法

「ダイエット」「痩せる」って聞くと、
一般的なイメージとしては、体重を下げることです。

僕からコーチングを受けていた友人ももちろん、
痩せるには体重を下げることが必須だと思い込んでいました。

ですが、それは世間の思い込みに過ぎず、
そこに大きな落とし穴があります。

あなたがよく広告や雑誌で見ていて、
体型に憧れているモデルや俳優たちは、
決して体重を下げることには着目していません。

あのようなスタイルを手に入れるには、
脂肪と筋肉のバランスが何より重要です。

体重とは、
脂肪や筋肉、水分、その他多くの身体を構成しているもの全てが含まれている数値です。

体重だけに着目して、体重だけを下げようとすると、
脂肪の他に、筋肉も減ることになります。

筋肉が減れば、基礎代謝も下がります。
基礎代謝が下がれば、太りやすい身体になります。

ここまでが前回までの話ですね。

今回からは筋肉を減らさずに、脂肪を減らすという話です。
つまり、体重ではなく体脂肪を減らすということです。

体脂肪率とは?

体脂肪率とは、
体内で脂肪がどれくれいの割合を占めているのか?を表す数値です。

数値は以下の式で抽出できます:

体脂肪率(%) = 体脂肪量(kg) ÷ 体重(kg) × 100

式はこれで間違いないんですが、自分で体脂肪量を計る術なんかまずありませんので、
実質自分で体脂肪率を計算することはできません。

今ではどの体重計にも体脂肪率を計る機能が付いているので、
そちらを使ってもらえれば、こんな無意味な数式を覚えておく必要はありません。

トレーニングで意識する2種類の体脂肪

naizou

1) 皮下脂肪
皮膚の下に付いている脂肪。落としにくい。
妊娠時の胎児を守るために女性の方が多くついている。

2) 内臓脂肪
内臓の周りに蓄積される脂肪。落としやすい。
トレーニングではこちらを落とすことに集中する。

と、上記のように書きましたが、
「よーし!内臓脂肪だけ落とすぞ!」と思っても落とせません。

そこは細かく考えず、体脂肪が減る場合は両方減っている、
と認識すれば大丈夫です。

なぜ体重より体脂肪を減らすのか?

先述したように、体重を下げると基礎代謝が下がるので、
太りやすい身体になるというのは一つです。

その他にも、知っておく必要があるのは、
脂肪より筋肉の方が重いということです。

例えば、
Aさん: 体重70kg
Bさん: 体重70kg

この数値だけを見ると、AさんもBさんも同じ体型だと思いがちですよね?

でも、これが世間で広まっている一番の落とし穴なんです!

ダイエットにおいて、体重なんて全く関係ありません。
むしろ、あなたを惑わせる悪の数字です。

先ほどの例に、更に情報を追加しましょう。

Aさん: 体重70kg 体脂肪率25%
Bさん: 体重70kg 体脂肪率10%

これでどうでしょう?

Bさんの方が体脂肪率が遥かに低いので、Aさんよりも筋肉質な身体だと想像できます。

筋肉の重さ > 脂肪の重さ

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こちらの画像を見て分かる様に、
左の少量の筋肉が右の大量の脂肪と全く同じ重さなんですね。

なので、同じ70kgでも、筋肉量が多い70kgと脂肪量が多い70kgでは
見た目に大きな違いがあります。

では、どのくらいの体脂肪率になれば良いスタイルになれるのか?

次回はアスリートの理想の体脂肪率について解説していきます。